special
01 オープンカー
オープンカーに乗って海へ行こう
約束なんかしてないけどさ
代わり映えしない枯草の一本道
その先がいつかひらける
なんだかいいねって笑い合うのさ
牧草地特有の匂いとか
ガタガタ道だし車も古い
あと少しさ もう少しさ
愛することは素敵なことさ
夢を見るのは大事なことさ
真っ直ぐ見なきゃ見えないものが
この世界にはあるよ
雨粒 天から地上へ降る
砕け散るその時までに
どんなことを想うのだろう
生きる意味や愛のことや
屋根はない びしょ濡れの君は
余りにも素敵すぎて
なくしたくないと思ったよ
だけどいつか 人はいつか
悲しい時も楽しい時も
二人で歩み 二人行くけど
風邪をひいたら代わってやれない
熱が出て苦しそうでも
クリームがかった碧い海に
辿り着いたらどうなるんだろう
どんなことを想うのだろう
生きる意味や愛のことや
難しいこともくだらないことも
自分で悩み 一人行くしかないけど
愛することは素敵なことさ
夢を見るのは大事なことさ
その時君が隣に居たなら
とても柔らかく脆く強い 君が
好きなんだ
詞・曲 福永健人 / airezias
ライナーノーツ from 松田頌平
この曲は、僕がaireziasに入るきっかけになった曲で、個人的に一番思い入れの強い曲です。
このバンドに入る前にスタジオで、なんか曲作ってみるか?って事になり、出来たのがこの曲。
ここまでの何行かで、曲という漢字が入り乱れてますね。
それで、この曲をやらないのはもったいない!よし、松田加入!という経緯がありました。
この曲は、素朴で単純で男臭くて、そして大好きな外の空気の匂いがします。
枯れ草の一本道をボロいオープンカーで行く。景色はいつまでたっても変わらないんだけど、一生の約束や、大事な秘密、そんな事が口から出そうになっちゃう。
何処か遠くに出かける時、カーステレオで聴いてもらえれば嬉しいです。
安全運転でお願いします。