special
02 森のセロ
運命って信じるかい
数学は無限を許す
限りある命を描けないのさ
くだらないことじゃなく
本当の話をしよう
ランタンの灯を消して
星を眺めて
あまりに広く あまりに大きい
こんな小さく とても弱い
比べることは出来やしない
雨の粒が羽を濡らす
どんなに深い考察よりも
命動かすセロの響きが
森の中には響いている
いつも心に和音を生む
だから野苺の群れや
帽子付きのドングリが
トパーズより美しく輝いたりする
石と葉と愛があれば
温かい家になる
本当の話なのさ 森の中では
あまりに広く あまりに大きい
こんな小さく とても弱い
比べることは出来やしない
雨の粒が羽を濡らす
どんなに深い考察よりも
命動かすセロの響きが
森の中には響いている
いつも心に和音を生むよ
詞・曲 福永健人 / 福永健人
ライナーノーツ from 福永健人
極めてインドアな人生を送って来たのですが、松田がaireziasに入って彼が野営・キャンプが大好きって話になって
キャンプへ行く前に、キャンプってこんな風かなぁと妄想で書いた曲です
森へ行くことに論理的・物質的な利点はないと思うんです
なのにどうも惹かれてしまうんですよね
芸術も無くても生きていける
けど、想像が拡がることはまさにその人にとっての”現実の世界”が拡がるのと同じことだから
想像上のワクワクするような冒険はもはや”現実の冒険”と呼べるはず
それがない人生はいかに理にかなってたって不毛ですものね
複数のギターが必要なのでバンドでは無理だと思ってたんですが他2人もギターが弾けるってことで(実はベース渡辺は僕よりギターが上手い…笑)バンドでやってみることに
ただRecではあえて無機質な感じを出したくてほぼ全パートを僕が重ねて弾いてます
1人での弾き語りが、森の幻想で、不思議に膨らんで聴こえてしまった、みたいな だから最後は1人になります どちらが本当の現実でしょうか?
ライブでは3人アコースティックギターを持って、照明を真っ暗にしてランタンを灯けて演るのが定番になってます